こんにちは、兼業投資家すーまん(@2525suman)です。
投資家のみなさま、昨今の国内株のあまりのふがいなさに嫌気がさし、損切りしてでも米国株に完全移行しようとしていませんか?
-
【初心者】はじめての米国株投資!米国株の7つの魅力
続きを見る
-
【初心者】はじめての米国株投資!米国株の取引方法
続きを見る
-
【初心者】はじめての米国株投資!個別銘柄の選び方
続きを見る
米国株が魅力的なのは、よくわかります。しかし、完全移行するのは待ってください。
国内株にも魅力的なところはありますよ。
そこで今回、米国株にない日本株の魅力を3つ紹介したいと思います。
この記事は2019年9月8日時点でのデータをもとに作成しています。
国内株投資の3つの魅力
国内株には、米国株にはない魅力が3つあります。例えば……。
1.株主優待がある
日本株といえば、株主優待があることでしょう。現在1507銘柄が優待を実施しており、銘柄によっては年1回~4回優待を受けることができる。
優待内容も食料品、飲食券、日用品、金券などがあり、うまくすれば優待だけで生活するのも可能です。
-
ヘリオステクノHD(6927)から株主優待が届いたので開封してみました
続きを見る
ちなみに優待株3,000万円分あれば、家賃以外は十分賄えるらしい。
あと銘柄によっては、隠れ優待があったりします。
-
【隠れ優待】ネットで簡単!議決権行使でQUOカードをもらおう。
続きを見る
2.配当金に対する税金が安い
米国株と比べて配当金に対する税金が安い。日本株の場合20.315%、米国株の場合、米国で10%日本で20.315%の税金がかかります。
例えば、10,000円分の配当金を受け取った場合
- 日本株 10,000円×(100%-20.315%)=7,968.5円
- 米国株 米国で10,000円×(100%-10%)=9,000円
日本で9,000円×(100%-20.315%)=7171.65円
日本株では7,968.5円、米国株では7171.65円分、最終的に配当金を受け取ることができる。
米国株の場合、外国税額控除を利用すれば米国で支払った税金を取り戻せますが、全額取り戻せるわけではありません。
3.為替リスクがない
円で取引をするため、為替リスクはありません。
例えば、米国株を取引するには、円をドルに換えてから取引する必要がある。
その際に、為替レートの影響を受けます。そして、ドルを円に換える時も同様に、為替レートの影響を受けドルでは利益が出ているのに円にすると損をするという状況もあります。
これは、円建てで直接米国株を購入した場合も同じで、結局はドルに換えて取引しているので意味はありません。
しかも、円⇔ドルに換えるたびに為替手数料も取られます。

ただし、イマイチなところも
日本株は、米国株に比べて投資リターンが低いことです。
10年前と比べてNYダウは約2.7倍に上昇しているのに対し、日経平均は約2倍しか上昇しておらず投資リターンが低いこと。
直近では、日経平均は右肩下がりで未だに株価が戻り切っていないのもイマイチなところでしょう。

まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる
この記事のまとめ
- 株主優待だけで生活するのも夢ではない
- 配当金に対する税金が安い
- 円で取引するので、為替リスクなし
- 米国株と比べて、投資リターンが低い
日本株、米国株それぞれいいところ、イマイチなところがあります。
だからこそ、どちらかに完全移行するのではなく分散投資が大事。
分散して投資をすることで、お互いのイマイチなところを補完しあい、下落リスクを抑えつつ、投資リターンを高めることができる。
-
【初心者】はじめての米国株投資!米国株の7つの魅力
続きを見る
この記事が生活向上の参考になれば幸いです。