こんにちは、最近海外REITに興味が出てきたすーまんです。
以前の記事で日本以外にも、どの国のREITに投資すべきか?ということについて、アメリカ、オーストラリア、シンガポールの3つの国をあげました。
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J-REITだけでは危ない?今こそ海外REITに目を向けよう!
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では、3つの国のREITに投資をするとして、個別銘柄?ETF(上場投資信託)?それとも投資信託?大きく3つの選択肢があるわけです。
結論からいって海外REITに投資をするならETFがおすすめです。
この記事では海外REITには、ETFがおすすめな理由と楽天証券で購入可能な銘柄を紹介します。
この記事は2019年11月16日のデータをもとに作成しています。
*投資は、あくまでも自己責任でお願いします。
海外REITにはETFがおすすめな理由
まず個別銘柄ですが、楽天証券では現時点で購入することすらできないので候補から外すとして、ETFか投資信託から選ぶことになります。
投資信託にもメリットはたくさんあるものの、海外REITは管理費用が高いこと。
その点、ETFであれば経費率(管理費用)も低く、投資信託同様、少額取引もできる。
株式であれば、投資信託とETFの管理費用の差は少なく、投資信託を選ぶのもありですが、管理費用の差が大きい海外REITではETFを選ぶべきでしょう。
3ヶ国の海外REITおすすめETF銘柄
海外REITはETF銘柄の中から選ぶとして、どの銘柄を選ぶべき?
それぞれの国で、高配当かつ管理費用が安い銘柄を選んでみました。

アメリカ
米国REITのETFといえば、投資家界隈でも定番の2銘柄とあまり聞かない1銘柄を紹介します。
IYR
米国REIT定番の1つ「iシェアーズ 米国不動産 ETF」ですが、基準価額92.22ドル、分配利回りは3.47%、組入れ銘柄数114、経費率0.42%となっている。
組入れ上位10銘柄と運用実績は、以下のようになっています。
組入れ上位10銘柄と分類
● ①AMT ③CCI ⑤EQIX ⑩SBAC 通信インフラ
● ②PLD 工業施設
● ④SPG 商業施設
● ⑥WELL ヘルスケア
● ⑦PSA レンタル収納スペース
● ⑧EQR ⑨AVB 賃貸住宅
IYRの組入れ上位10銘柄を見るとわかりますが、通信インフラ多めのポートフォリオとなっている。
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RWR
定番銘柄2つ目は「SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF」。基準価額103.79ドル、分配利回りは3.25%、組入れ銘柄数94、経費率0.25%となっている。
組入れ上位10銘柄と運用実績は、以下のようになっています。
組入れ上位10銘柄と分類
● ①PLD 工業施設
● ②SPG 商業施設
● ③WELL ⑧VTR ヘルスケア
● ④PSA レンタル収納スペース
● ⑤EQR ⑥AVB ⑨ESS 賃貸住宅
● ⑦DLR データセンター
● ⑩BXP オフィス
RWRの組入れ上位10銘柄を見ると、賃貸住宅、工業施設、商業施設多めのポートフォリオとなっている。
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XLRE
最後の1銘柄は「不動産セレクト・セクターSPDRファンド」。基準価額は38.55ドル、分配利回りは2.96%、組入れ銘柄数32、経費率0.13%となっている。
組入れ上位10銘柄と運用実績は、以下のようになっています。
組入れ上位10銘柄と分類
● ①AMT ③CCI ⑤EQIX ⑩SBAC 通信インフラ
● ②PLD 工業施設
● ④SPG 商業施設
● ⑥WELL ヘルスケア
● ⑦PSA レンタル収納スペース
● ⑧EQR ⑨AVB 賃貸住宅
XLREは、SPDR版IYRといってもいいくらい組入れ上位10銘柄は同じで、保有比率が違うこと、組入れ数が圧倒的に少ないなどの違いがある。
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米国REITまとめ
3つのETFを比べてみると、通信インフラ重視だったり、住宅、工業、商業重視だったりするなど、なにを重視するかによって購入するREITを選ぶといいと思います。
それ以外の特徴として、IYRは分配利回りは高いが経費率も高い。
XLREは経費率は最も低いが、組入れ銘柄数も少ないので値動きが激しいかも。
バランスを考えるとRWRといったところだろうか?
利回り、経費率、バランスどれを選ぶかは、好みの問題かもしれません。
ちなみに、分配金は年4回支払われます。この点は、米国株と変わりませんね。
オーストラリア
豪州REITのETF銘柄選びは簡単です。なぜなら楽天証券で購入可能な銘柄は1つだけしかないからね。
上場豪州リート
楽天証券で購入可能なゆいいつの豪州REIT ETFは、こちらの「上場豪州リート」だけです。
基準価額は1649円、分配利回りは3.41%、組入れ銘柄数18、経費率0.495%となっている。
組入れ上位10銘柄と運用実績は、以下のようになっています。
組入れ上位10銘柄と分類
● ①GMG 工業施設
● ②SCG ⑦VCX ⑨URW ⑩CMW 商業施設
● ③DXS オフィス
● ④MGR ⑤SGP ⑥GPT ⑧CHC 総合
商業施設、総合重視のETFで、分配金の支払いは年6回とかなり多め。
これは、人によってメリットでありデメリットでもある。
それ以外にも、売却時に基準価額の0.3%の信託財産留保額を支払う必要があります。
信託財産留保額とは?
投資信託を解約する際に投資家が支払う費用のこと
シンガポール
シンガポールREITも豪州REIT同様、まともな選択肢が1つしかないので銘柄選びに悩むことはありません。
LIOP
楽天証券で購入できる。まともなシンガポールREIT ETFとして「ライオン・フィリップ・S-REIT ETF」があります。
基準価額は1.149SGD、分配利回りは3.84%、組入れ銘柄数28、経費率0.50%となっている。
組入れ上位10銘柄と分類
● ①② 商業施設
● ③⑦⑩ オフィス
● ④ 総合
● ⑤⑥⑧ 工業施設
● ⑨ ヘルスケア
商業施設、オフィス、工業施設重視のETFで、分配金の支払いは年2回と少なめです。
運用比率はどうすべきか?
運用比率は、投資資産の20%~30%を考えています。
これは、REITの運用比率を上げるより、米国株比率を上げたほうが配当金だけでなく売買差益も、より多く狙えるからです。
かといって、運用比率を下げすぎて株式だけでは分散投資になりません。
なので、バランスが大事ですね。

まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
● 海外REITはETFがおすすめ
● 米国REITはIYR、RWR、XLREがおすすめ
● 豪州REITは上場豪州リートがおすすめ
● シンガポールREITはLIOPがおすすめ
● 運用比率は、投資資産の20%~30%
今回の記事を書くために、各銘柄を調べまくっていたので、より海外REITに興味が湧いてきました。
個人的にREITはRWR、上場豪州REIT、LIOP、J-REIT個別銘柄で行こうと思う。
さて、この決断が将来どう影響するか?楽しみですね。
海外REIT以外にも国内REITについても記事にしています。参考までにどうぞ!
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この記事が楽しいセミリタイア生活の参考になれば幸いです。