こんにちは、兼業投資家すーまん(@2525suman)です。
先日、スマホでニュースを見ているとこんな記事が目に飛び込んできました。
この記事によるとSBI証券に引き続き、楽天証券も株取引手数料無料化をするというではありませんか!
手数料無料化で、これまで以上に投資略の幅が広がるというものです。
この記事は2020年1月14日時点のデータをもとに作成しています。
手数料無料化で広がる投資戦略
手数料無料化によって、これまで手数料がかかってしまうから、控えていた戦略をとりやすくなります。
例えば、ポートフォリオの見直し、出口戦略などがある。
ポートフォリオの見直し
現在、国内株であれば「いちにち定額コース」プランにすれば、1日の取引金額合計が50万円までなら手数料無料で済みます。
資産が少ない、各銘柄の時価評価額が低いうちは売却して、欲しい銘柄を購入するなどポートフォリオの見直しにも、それほど影響ないかもしれません。
資産が多くなったり各銘柄の資産評価額が高くなった場合、1日50万円までに抑えないといけないため、売却するだけで限度を超えてしまい思うように取引することができない。
あと米国株についても、最低取引手数料無料になり以前より取引しやすくなったとはいえ、取引回数が多くなるとバカになりません。
参考までに、僕の2019年の支払った米国株取引手数料は290.24ドルでした。
僕の取引でこのぐらい支払っているので、もっと支払っている人はたくさんいると思ってます。
もし、取引手数料が無料になったとしたら、成長株を高配当株へ移行する。またはその逆にしたりと、その時の状況に応じて臨機応変に対応しやすくなる。
つまり、今まで以上にポートフォリオの見直しがしやすくなるということ。

出口戦略もとりやすくなる
個別株を売って現金化する場合、時価評価額が高くなればなるほど、手数料も高くなってしまいます。
かといって50万円以内に抑えてチマチマ売っているうちに、売りたい株価以下にならないとも限りません。その逆もしかり。
セミリタイア生活をするうえで、個別株の現金化に迫られることがでてくることでしょう。
これが手数料無料になることで、気にせず現金化することができます。
セミリタイア生活をしている以上、手数料とはいえ無駄な出費は避けたいものですね。

なぜ楽天証券は手数料無料化に踏み切るのか?
楽天証券にとって売上全体の4分の1が手数料といわれています。なぜ売上を減らす無料化に踏み切るのか?
米国では株式取引の手数料をゼロにする動きが急加速していることから、国内では2019年10月にSBI証券が3年で、株式取引の完全無料化を目指すと2020年3月期第2四半期の決算説明会にて発表がありました。
プレゼンテーション資料84ページ目にも、そのことが書かれています。
SBI証券が取引手数料無料化をやる以上、楽天証券がなにもしなければシェアを大きく減らすことになり最悪の場合、撤退することになりかねません。
だから、やらざるを得ないというわけです。
他社もSBI証券に条件を合わせてくると思いますが、できなければ撤退もありうる。

まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
● 手数料無料でポートフォリオの見直しもしやすくなる。
● 手数料無料で出口戦略もとりやすい。
● 手数料無料時期はSBI証券に合わせてくる可能性が高い。
2019年の米国株最低取引手数料無料化以降、どんどん投資環境はよくなってきています。
はたして2022年には、株式取引の手数料は完全無料化できているのか?そして、競争が激化していく中で、どの程度ネット証券は生き残ることができるのか?

この記事が楽しいセミリタイア生活の参考になれば幸いです。