こんにちは、兼業投資家すーまん(@2525suman)です。
NISA、つみたてNISAは開始からしばらく経ちましたが、イマイチわかりづらいですよね。
NISAは5年、ロールオーバーすれば、さらに5年運用可能。
つみたてNISAなら20年運用できるが、ロールオーバーできないことは、わかっている人は多いと思いますが、細かいルールはどうでしょうか?
そこでNISA、つみたてNISAを始める前に、ぜひこれだけは覚えておきたい5つの注意点があります。
今回の記事では、知らないと損をする覚えておきたい5つの注意点について紹介するよ。

この記事は2020年2月22日時点でのデータをもとに作成しています。
NISAを始める前に、覚えておきたい5つの注意点
1.配当金や分配金に税金がかかることがある
本来であれば非課税のはずなのに、配当金や分配金に課税されることがある。
それは、配当金の受取りを株式数比例分配方式以外に設定している場合、課税されてしまいますので注意してください。

楽天証券の場合は、TOPページから設定・変更→配当金受取方法を選択。

TOPページ右上の設定・変更を選択

各商品に関する設定、国内株式の配当金受取方法を選択
配当金受取方法にある変更→証券口座でのお受取り(株式数比例分配方式)→次へを選択すると設定できます。

国内株式配当金受取方法にある変更を選択

証券口座でのお受取り→次へを選択

SBI証券の場合、TOPページから口座管理→お客様情報 設定・変更→お取引関連・口座情報→配当金受領サービスから変更できます。
なお、複数の証券口座を持っている場合、1ヶ所でも変更するとすべての証券会社に適応されます。
たとえば、楽天証券とSBI証券口座を持っていた場合、楽天証券で株式数比例分配方式に変更するとSBI証券も変更される。
ただし、1度でも銀行口座等でのお受取り(登録配当金受領口座方式)、郵便局でのお受取り(配当金領収書方式)で配当金・分配金を受取ると、年内は変更できなくなります。


2.損益通算できない
NISA、つみたてNISA口座は非課税なのはご存じですよね。
そのため、利益や損失を確定しても、一般口座や特定口座との損益通算できないばかりか、損失を繰り越すことができないというルールがあります。
損益通算できると思って、不用意に売却すると意味もなく損をするだけなので気を付けてください。

3.併用できない
NISA口座とつみたてNISA口座は併用できません。どちらか片方のみとなる。
ただし、移行しても資産は非課税期間中は維持だけはすることができます。
たとえば、NISAで個別株を保有した状態で、つみたてNISAへ移行したとすると、非課税期間(5年間)は保有でき売却も可能ですが、買付やロールオーバーはできません。
ただし、従来「NISA」⇒「つみたてNISA」に移行しても、「NISA」の口座の資産は、「NISA」の非課税期間が終わるまで継続保有が可能です。この点は、誤解している人が多いかもしれませんね。
もう1つ、注意しておきたいのが「つみたてNISA」に移行すると、従来の「NISA」の非課税期間が終わった後にロールオーバー(非課税期間の乗り換え)ができなくなる点です。そうなると、従来の「NISA」口座にある資産は課税口座に移すか、その時点で売却するしかありません。「つみたてNISA」への移行を検討している人のうち、従来の「NISA」口座に残高がある人は、「ロールオーバーができなくなる」ことをよく認識しておきましょう。

4.売却しても非課税枠は戻らない
NISAの非課税枠は年間120万円、つみたてNISAは40万円です。
売却したからといって、非課税枠がもとに戻ることはありません。その辺、よく考えて売買しましょう。

5.非課税枠は繰り越せない
先ほど、売却しても非課税枠は戻らないとお話ししましたが、かと言って非課税枠を使いきれなくても、翌年に繰り越すことはできません。

非課税枠は繰り越せないので、枠いっぱいまでしっかり活用しましょう。
中途半端に余った枠には100円以上なら1円単位で買付できる投資信託がおすすめです。

まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
● 配当金や分配金に税金がかかる場合がある
● 損益通算できない
● 併用できない
● 売却しても非課税枠は戻らない
● 非課税枠は翌年に繰り越せない
今回はNISA、つみたてNISAを始める前に、覚えておきたい5つの注意点について説明しました。
この5つを覚えておき、かしこく運用したいものですね。
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この記事が楽しいセミリタイア生活の参考になれば幸いです。