こんにちは、株式投資歴15年目のすーまん(@2525suman)です。
今週(2月24日~2月28日)は、週明け早々に日経平均もNYダウも、連日下がり続けていましたね。
日経平均
日経平均は先週末終値23,387円 → 今週末終値21,143円(-2,244円)

(出典)Yahoo!ファイナンス 日経平均
NYダウ
NYダウは先週末終値28,992ドル → 今週末終値25,409ドル(-3,583ドル)

(出典)Yahoo!ファイナンス NYダウ
こんな状況なると、ついやってしまうのが「狼狽売り」ですよね。
狼狽売りとは、株価暴落に精神的に耐えられなくなり、自分で決めたルールを無視して感情に身を任せて、売却してしまうこと。
僕も株式投資をして2年目(2007年)に初めてやってしまいました。

初めて狼狽売りをして、大損失を出した年に購入した銘柄が、今どうなっているか気になりませんか?
狼狽売りをした銘柄を10年以上経った今こそ、当時の選択がホントに正しかったのか?語ります。

2020年2月29日時点でのデータをもとに作成しています。
取引判断は、あくまでも自己責任でお願いします。
初めて狼狽売りした銘柄はサイバーエージェント(4751)
楽天証券では、過去に取引した履歴をさかのぼって見ることができる機能があります。
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この機能を使い、初めて狼狽売りした年(2007年)の譲渡損益額と銘柄を全て調べてみました。

参考
2007年までの入金額 1,429,080円
2007年譲渡損益 -640,818円

銘柄 | 売買 | 数量 | 平均単価(円) | 受渡額(円) |
サイバーエージェント(2006年分) | 買付 | 5 | 174,000 | 871,348 |
サイバーエージェント | 買付 | 7 | 127,667 | 912,250 |
サイバーエージェント | 売付 | 12 | 115,450 | 1,142,700 |
リベレステ | 買付 | 4 | 103,000 | 412,450 |
日本駐車場開発 | 買付 | 1 | 6,350 | 6,800 |
日本駐車場開発 | 売付 | 1 | 5,850 | 5,400 |
*計算に多少ずれアリ
サイバーエージェント(4751)は、当時でも話題だった銘柄であり、将来性に魅力を感じて保有していました。

しかし、どんどん株価は下がり64,800円になったところで、心が折れ狼狽売りをしてしまうハメになるわけです。

現在のサイバーエージェント(4751)の株価
2020年2月28日時点での、サイバーエージェント(4751)の株価は4,095円。2007年からこれまでに、株式を200分割、自社株買い実施しています。

(出典)Yahoo!ファイナンス サイバーエージェント
それにより、2007年の保有時点での平均取得価額146,972円だった株価は、修正後734円になる。

この結果からわかったこと
サイバーエージェントの株価も、今週大きく下がったとはいえ、あの時、狼狽売りをせず14年間保有していたとしたら約5.6倍になっていたことになる。

つまり、感情に身を任せた当時の狼狽売りは、大失敗だったということ!

ちなみに、損切りした日本駐車場開発は現在121円ですが、2014年に100分割しています。
購入した当時の株価は、6,350円なので修正後は63.5円となり約2倍になっていた。

(出典)Yahoo!ファイナンス 日本駐車場開発

以降、なんども狼狽売りをしてしまうわけですが、現在の株価を見てみると、ことごとく失敗に終わっています。
この結果から僕にとって、しっかり分析して納得した銘柄については、狼狽売りをするだけ無駄であり、放置こそが正解ということがわかりました。

まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
● 初の狼狽売り銘柄はサイバーエージェント
● 狼狽売りしなければ今ごろ5.6倍になっていた
● 感情に身を任せた狼狽売りは無駄でした
● しっかりと分析をした銘柄なら放置が正解
含み損が約350万円になっていますが、今回の結果から、あえて損切りや狼狽売りもしません。
この選択が正しかったかは、10年後、答え合わせでもしようと思う。

僕は過去の結果から、狼狽売り損切りを選択しませんでしたが、人によっては上手くできる人もいます。
今回の暴落を乗り切る方法は、人それぞれ戦略次第なので、この記事も参考程度にしてください。

まずは、この相場を退場せず生き残ろう!
この記事が楽しいセミリタイア生活の参考になれば幸いです。