こんにちは、兼業投資家すーまん(@2525suman)です。
2020年2月の最終週より、株価は暴落しており、まだまだ下がるんじゃないかと不安な人もいるでしょう。
と強気発言をしていても、こんな状況になると、つい狼狽売りをしてしまうもの。
狼狽売りとは
株価暴落に精神的に耐えられなくなり、自分で決めたルールを無視して感情に身を任せて、売却してしまうこと。
そこで今回、株式投資歴15年の僕が狼狽売りをしないために注意すべき5つのことについて紹介します。


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この記事は2020年3月4日時点でのデータをもとに作成しています。
狼狽売りしないために注意すべき5つのこと
株式投資を15年もやっていると、なんども狼狽売りを経験しています。
さすがに学習して狼狽売りしないために、どうすればいいのか?5つのことに注意するようになりました。
1. 余裕資金で投資をする
投資家なら、当然ですが余裕資金で投資をする。
余裕資金で投資をすれば、日経平均やNYダウが10%、20%下がったところで、いきなり生活に困ることはありません。
そして、株価が下がったからといって、生活防衛資金に手を出さないこと。
たとえば、余裕資金以上の投資、生活防衛費を出動しての投資をしていた場合、さらに株価が下がると精神的に不安になり狼狽売りをしてしまいます。
いつ株価が上昇するか?誰にもわかりませんので、余裕資金のみで投資をしましょう。

2. 現物取引で投資をする
取引には現物取引と信用取引がありますが、現物取引で投資をする。
信用取引は現金や株式を担保として証券会社に預け、担保の評価額の最大3.3倍まで株式の取引できるメリットがある。
うまくいけば、大儲けできますが失敗すると狼狽売りするハメになる。

我慢したとしても追証が発生、入金・振替または建玉の決済をする必要があります。

3. 分散投資をする
個別株を集中投資せず分散投資すること。
運用する金融商品の分散、国の分散、業種やセクターの分散など自分で管理できる範囲で分散すると、個別株を集中投資しているときより資産の減りかたも緩やかになる。
たとえば
金融商品 | 株式、REIT、債券、金、保険、定期預金など |
国 | 日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、シンガポールなど |
業種/セクター | 金融、サービス、ハイテク、エネルギー、耐久消費財など |
もし、分散投資しておかないとイザというときに、株価の下げに精神的に耐えられず狼狽売りしますよ。
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分散投資をしたいけど、どれを選べばいいのかわからない。面倒という人は、投資信託やETFを購入するだけでも十分な分散になると思います。
たとえば
ETF | VOO、SPDRなど |
投資信託 | eMAXIS Slim 先進国、S&P500、全世界、8資産均等型など |

4. 長期投資をする
長期保有を意識した銘柄に投資をすること。
短期で利益を狙うような銘柄に投資をせず、業績がよく高成長銘柄、高配当銘柄、連続増配銘柄などに投資をする。

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狼狽売りしない銘柄選びのコツは、株価が上がっても、下がっても嬉しいと思える銘柄を選ぶのがいい。

5. 周りに流されない
Twitterや掲示板など、周りの意見に流されて狼狽しないこと。

将来の株価は、誰にもわからないので周りの意見は一切無視してかまいません。

信じられるのは、自分だけです。しっかり調べて納得して購入した銘柄なら問題なし。
自分の資産のことなんだから自分のルールに従って売買しよう。

+α 株価を見ない
さらに、もう1つ追加するなら、僕のフォロワーである。4月末にアーリーリタイアする投資家のおけいどん氏(@okeydon)の狼狽売り対策の1つ。株価を見ないことです。
株価ですか?見てませんねぇ。
買付余力のある方は追加投資するのはありだと思います。
僕は2月に投資しましたが、今は買付余力が限定的なので、ジッとしています。
ジタバタしても何ら意味はありません。ソワソワしても、ハラハラしても、解決にはなりません。ジッと待つのみ。
— おけいどん@3/12書籍出版 (@okeydon) March 5, 2020
これが、1番狼狽売り対策に効果的な方法です。株価を見なければ、精神的に不安にならないので狼狽売りしなくて済む。

そして、株高やキャピタルゲイン(売買差益)に依存していないのでリタイア計画に影響がないという。
予定通り4末に、20年ほど在籍した勤務先を退職して、サラリーマンを引退して、アーリーリタイアします。
株価動向は全く関係ありません。株高やキャピタルゲインに依存したアーリーリタイア計画ではないからです。むしろ、そんな計画では何かあれば破綻します。
— おけいどん@3/12書籍出版 (@okeydon) March 2, 2020

株価を見ると不安になりますね。分かります。だから、僕は株価を見ません。投資していると、数年ごとに暴落することはあるものです。
投資の目的はなんでしょう?長いスパンで考えられているはずです。自分がセットしたゴールを思い出しましょう。投資の目的は目先の利益ではなかったはずです。
— おけいどん@3/12書籍出版 (@okeydon) March 4, 2020


そんな、おけいどん氏のブログは以下のリンクからどうぞ!
すぐに売ったほうがいいのは
短期目的、なんとなく買った銘柄などの場合、さっさと売っぱらいましょう。
株価が暴落すると、買い値以上に株価が上がるまで時間がかかります。
短期目的や、なんとなく買った銘柄では、保有する理由が弱いので、株価が下がりはじめると我慢できず狼狽売りしますよ。

まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
● 余裕資金て投資をする
● 現物取引で投資をする
● 分散投資をする
● 長期投資をする
● 周りに流されない
● 株価を見ない
短期で目先の利益を追求しようとすると、今回のような株価暴落に耐えられず狼狽売りしてしまう。
僕の場合は最終的に儲かればいいので、途中はどんなに株価が下がっても気にせず買い増しを続けています。

たとえば、企業型確定拠出年金を2005年から運用していますが、なんども○○ショックを食らい株価暴落を経験しました。
それでも気にせず、買い増しを続けた結果、資産評価額が投資した額の倍になってます。

今でこそ、株式市場から退場こそしていませんが、過去には、過去最大級の狼狽売りをしてホンキで退場しかけましたが、それは今度記事にしたいと思う。

この記事が楽しいセミリタイア生活の参考になれば幸いです。