こんにちは、株式投資歴15年目のすーまん(@2525suman)です。
株式投資をすると、経験するのが株価暴落と狼狽売り。
株式投資歴15年目の僕も例外なく、株価暴落からの狼狽売りをなんども経験しています。
今回は、その中でも過去最大級の狼狽売りをした失敗談を語ります。
この記事は2020年3月7日時点でのデータをもとに作成しています。
取引判断は、あくまでも自己責任でお願いします。
過去最大の狼狽売り銘柄は東京電力(9501)
2009年から購入し始めた東京電力(9501)を、700株で-1,558,507円と株式投資歴15年の中でも過去最大級の狼狽売りをしてしまった。
銘柄 | 売買 | 数量 | 平均単価(円) | 受渡額(円) |
---|---|---|---|---|
東京電力 | 買付 | 700 | 2,440 | 1,708,557 |
東京電力 | 売付 | 700 | 215 | 150,050 |

なぜ東京電力を購入していたのか?
2006年と2010年以外は、毎年損をしており、安定して利益が出せるいい銘柄はないかと探していました。

そこで見つけたのが東京電力(9501)。当時は、配当金は少ないが絶対に倒産しないインフラ銘柄であり、コレさえ買っとけば将来も安心のガチの鉄板銘柄だったんです。

まさか、その2年後にあんなことが起こるとも知らずに……。

なぜ株価は下げたのか?
2011年3月11日に起こった東日本大震災の影響によるもので、株価の下げも一時的なものと考え、売らずに保有していたのが間違いでした。
東京電力の株価は、翌営業日から下がりはじめ2011年3月11日の終値2,121円が同年3月31日の終値466円と1/4以下になったわけです。

以降も政府と東京電力の対応の悪さに、日に日に状況は悪くなるばかりで年末まで我慢したけど、これ以上無配当株を保有することに、精神的に耐えられそうもなく、1株215円で狼狽売りしました。

(出典)Yahoo!ファイナンス 東京電力

現在の東京電力の株価
東京電力の9年後の株価は、終値395円と相変わらず低いままですが、2012年7月18日の終値120円まで下がって以降、2015年8月4日には終値918円をつけていたことが今回の調べでわかりました。

どうすべきだったのか?
今、考える戦略としては以下の即売り逃げ、買い増しからの売却、分散投資で株価暴落に備えるの3通り。

翌営業日に成行売りする
翌営業日なら1,621円で逃げれたけど、平均取得価額が約2,436円なので700株持っていた場合、-560,000円は損を覚悟しないといけません。
一時的なものですぐに収束すると、当時思っていたことから、この選択肢を選ぶことはなかったでしょうね。

買い増しして利益を出して売却する
逃げ遅れたら、次に考えることは大量に買い増しをして平均取得価額を下げ株価が上がったところで売却すること。
たとえば、株価が200円のときに5,000株買い増して、約480円近くまで平均取得価額を下げれば、利益を出しつつ逃げることもできたかもしれません。
あの状況で、そんな決断がはたしてできただろうか?それができなかったから、狼狽売りして損をしただけに終わったですけどね。

分散投資をする
当時は、資産のうち約2/3が東京電力(9501)、約1/3を武田薬品(4502)の個別株を保有していました。
2年目の狼狽売りの頃よりは、分散していましたがメインの東京電力が株価暴落したのでは意味がなく、資産の半分以上がなくなった。

それでも退場しなかったわけ
ここまで、大損したことから自信を失いました。本来なら、あと1年だけ続けて結果が出なければ退場するつもりでした。
しかし、2012年12月に誕生した安倍内閣の経済政策。アベノミクスによって、あれよあれよという間に日経平均だけでなく、僕の持ち株も急上昇!

以降2018年までは、負け知らずでこれまでの損以上に儲かりました。

今でこそ、銘柄選びを慎重にしないと儲からないけど、当時は、ほとんどの銘柄の株価が上昇していて、ボーナスステージ状態でした。
まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
● 東京電力で過去最大の狼狽売りをした
● 絶対安心の鉄板銘柄は存在しません
● 分散投資は大切
● アベノミクス相場で奇跡の大復活!
株の世界には、絶対安心の鉄板銘柄なんてない。ということを嫌というほど、わからせてくれたゆいいつの銘柄、東京電力(9501)。


株価暴落と狼狽売りをたくさん経験したから、言えることは狼狽売りしないために事前に準備しておくといいですよってこと。
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この記事が楽しいセミリタイア生活の参考になれば幸いです。