こんにちは、セミリタイアを目指しているすーまん(@2525suman)です。
50歳くらいで、セミリタイアしたいと考えていますが、気になることの1つに、セミリタイアをして年収が下がると、かなり年金受取額が減るのでは?ということです。
誕生日月を9月に迎え、日本年金機構より「ねんきん定期便」が届きました。これを機に、セミリタイアした場合による将来の年金受取額を、ねんきんネットにて調べたところ、想像以上に少ないことがわかりました。
この記事は2020年10月25日時点でのデータをもとに作成しています。
年金受取額
以下の条件で、セミリタイアした場合と、このまま働いた場合で65歳時での年金受取額を試算しました。
セミリタイア | このまま働く | |
仕事 | 50歳まで 正社員(フルタイム) ~59歳11ヶ月まで 契約社員・パート(時短) | 正社員(フルタイム) |
年金 | 厚生年金 | 厚生年金 |
月収 | 50歳まで 30万円 ~59歳11ヶ月まで 13万円 | 59歳11ヶ月まで 30万円 |
賞与 | 50歳まで 71.8万円 ~59歳11ヶ月まで 0万円 | 71.8万円 |
セミリタイアした場合
設定した条件をもとに、年金受取額を試算すると65歳時点で121,642円/月という結果になりました。

50歳でセミリタイアする予定ですが、仕事は契約社員・パートで厚生年金に加入。月収13万円程度(手取り10万円)を考えています。

このまま働いた場合
参考までに、このまま働き続けた場合の年金受取額を試算します。すると、65歳時点で133,157円/月という結果になりました。
定年まで正社員としてフルタイムで働いても、セミリタイアした場合と比べて、1万円/月程度しか変わりません。

さすがに、年金以外の部分では正社員と契約社員やパートと比べると、大きな差があり、正社員の方がハッキリいって有利です。

年金受取額を増やすには
50歳でセミリタイアをして、65歳から年金12万円と配当金10万円、合わせて22万円ぐらい。普通に暮らす分には問題ないけど、あまり余裕がありません。

もう少し余裕も持たせたい場合は、年金受取額を増やす選択肢も頭に入れておく必要があります。


(出典)日本経済新聞 年金繰り下げ7つの基本 何歳まで生きると元取れる?
そこで年金受給の繰り下げです。2022年4月以降、最大75歳まで1ヶ月単位で繰り下げることが可能。1ヶ月繰り下げるごとに0.7%年金受取額が増えるので、75歳まで繰り下げると84%まで増やすことができます。


(出典)金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
そう考えてしまうけど「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書」によると、平均寿命が男性約81歳、女性約87歳。健康寿命が男性約72歳、女性約75歳である。しかも、元を取るのに11年11ヶ月必要になります。
このことから、75歳まで繰り下げるより健康な間に受取る方がいいということになります。70歳まで繰り下げても、42%増の172,733円になるので十分余裕ができます。

その間どうする
50歳から60歳までは、最低限働くとして60歳以降は、つみたてNISA、企業型確定拠出年金、iDeCoなどの運用資産が使えるので、10年間の生活費の不足分くらいは十分賄えるはずです。
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まとめ
この記事をまとめるとこんな感じになる。
この記事のまとめ
- 50歳でセミリタイアした場合、年金受取額は121,642円/月
- 普通に暮らす分には問題ない。しかし、余裕があるとは言えない
- 年金受給を繰り下げることで年金受取額を増やす
- 平均寿命・健康寿命を考えると、繰り下げは70歳までが無難
- 70歳まで繰り下げると42%増の172,733円になる
今回、ねんきん定期便が届いたことで改めて年金受給に関して、考えるきっかけとなりました。現状では、70歳まで繰り下げる予定ですが60歳になったとき、どうなるかわかりません。
この本に書いてあるとおり年金が貰えることを信じて、少しでも選択肢が増やせるよう、資産運用を続けていきたいと思います。
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この記事が楽しいセミリタイアの参考になれば幸いです。