こんにちは、兼業投資家すーまん(@2525suman)です。
僕が唯一、保有している国内個別株のヘリオステクノHD(6927)について、2020年11月6日に2021年3月期第2四半期決算発表がありました。
製造業ということで、コロナ禍の影響をモロに受けています。当然、無配当を覚悟していましたが、今回の発表で、これまで未定だった業績と配当の予想が出ました。
それでは、内容をさくっと紹介します。
この記事は2020年11月11日時点でのデータをもとに作成しています。
ヘリオステクノHDとは
ヘリオステクノグループを率いる当社(純粋持株会社)は、旧フェニックス電機株式会社が経営統合や事業譲受などを経て2009年に名称変更、会社分割によってホールディングス体制に移行しています。こうした中、当社グループは、「製造装置事業」「ランプ事業」の2事業を展開し、グル-プ全体の成長、企業価値 の増大をめざしています。
(引用)ヘリオステクノホールディングス株式会社
製造装置事業では、液晶製造装置、印刷装置、検査装置など、液晶パネルを製造するための装置の開発、製造、販売を行っています。2020年3月時点で売上高の約48%が製造装置事業となっている。
ランプ事業では、プロジェクターランプ、ハロゲンランプ、LEDランプの製造、販売を行っています。ちなみに売上高の23%がランプ事業によるもの。残りは、売却済みの人材派遣サービス事業になります。

ヘリオステクノ2021年3月期第2四半期決算
製造装置事業の主要マーケットは、中国を中心としたアジア市場ですが、新型コロナ、米中貿易通商問題を抱えており、業績もイマイチな結果となっています。
2021年3月期 | 第2四半期連結(前年同四半期比) | 通期予想(前年比) |
売上高 | 3,195百万円(-59.1%) | 8,550百万円(-38.9%) |
営業利益 | -169百万円 | 290百万円(-24.8%) |
純利益 | -191百万円 | 190百万円(-67%) |
年間配当 | 6円 |
通期予想の売上高は、直近で最も利益の出ていた2018年3月期と比べて、1/3近くまで激減。その他も2018年3月期を、ピークに右肩下がりとなっています。

株価

(出典)Yahoo!ファイナンス
株価については、2018年7月の高値をピークに右肩下がりと、業績に連動して下がり続けています。
米国大統領選挙も終わった翌週には、日経平均、NYダウともに爆上げしました。ヘリオステクノについては、大きな動きはないものの11月6日終値が310円、11月10日終値が317円と地味に株価を上げています。

今後の展開予想は
通期黒字予想と年間配当予想が6円。大統領選挙でバイデン氏が勝利、これにより米中関係も以前より良くなりそう。中国の景気が回復傾向にある。ファイザーの新型コロナワクチンも良好な結果と、ヘリオステクノにとっていい流れが来ています。
このことから、2022年3月期第1四半期あたりから業績も少しづつ回復すると思っています。

まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
- ヘリオステクノは、製造装置事業が売り上げの大半を占める
- 主要マーケットは、中国を中心としたアジア市場
- 新型コロナ、米中貿易通商問題の影響で業績はかなり悪い
- 配当予想は6円。通期業績予想は黒字
- 今後の展開予想としては明るい
今回、ヘリオステクノについて取り上げました。ヘリオステクノは、毎回控え目の予想を出す傾向にあるので、おそらく達成すると思われます。
業績がかなり悪い中でも、黒字が出せるほどにコスト削減も、しっかりと進んでいるようなので、状況が良くなれば純利益も、これまで以上に出せるのではないでしょうか。

この記事が楽しいセミリタイアの参考になれば幸いです。