こんにちは、兼業投資家すーまん(@2525suman)です。
私が唯一、保有している国内個別株のヘリオステクノHD(6927)について、2021年2月5日に2021年3月期第3四半期決算発表がありました。
ヘリオステクノは、製造業ということでコロナ禍の影響を受け依然として厳しい状況にあります。そんな中での2021年3月期第3四半期決算発表ということで、前回の決算発表同様あまり期待はしていませんでした。
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【6927】ヘリオステクノ2021年3月期第2四半期決算発表!配当は出る予定
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ところが、まさかの上方修正するという結果となりました。

それでは、決算内容について詳しく紹介します。
この記事は2021年2月5日時点でのデータをもとに作成しています。
ヘリオステクノ2021年3月期第3四半期決算
ヘリオステクノの主な事業は製造装置事業とランプ事業の2事業。そのうちの製造装置事業について2020年3月時点での売上高の約48%を占めています。
製造装置事業の主要マーケットは、中国を中心としたアジア市場であり新型コロナ、米中貿易通商問題を抱えており、業績についても依然として厳しい状況となっている。
2021年3月期 | 第3四半期連結(前年同四半期比) | 修正前通期予想(前年比) | 修正後通期予想(前年比) |
売上高(百万円) | 5,865(-48%) | 8,550(-38.9%) | 8,380(-40.1%) |
営業利益(百万円) | 370(175%) | 290(-24.8%) | 520(34.9%) |
純利益(百万円) | 266(1,889.5%) | 190(-67%) | 360(-37.5%) |
年間配当(円) | 6 | 6 | 6 |
そんな中、今回の決算発表では上方修正しています。修正後通期予想では、修正前と比べて売上高は少し下がっているものの営業利益では79.3%増。純利益では89.5%増となりました。
前年と比べると、売上高は約40%減、営業利益は約35%増、純利益は-37.5%減という結果となっています。しかし、営業利益が増えているのに純利益がマイナスなのが気になります。
理由を調べてみると、2020年3月期決算短信に人材派遣サービス事業の売却益が特別利益として354,865千円が計上されているためでした。
なので、特別利益を差し引いた純利益で比べると、約64%増となる。

上方修正した理由
上方修正した理由として、売上高はほぼ計画通りでしたが、効率的な製造活動による減価率の改善、販売費及び一般管理費の低減に努めた結果、営業利益、経常利益、当期純利益が予想を上回る見通しとなりました。
ヘリオステクノは、元々控えめな予想をするので十分達成できると思っていましたが、ここまでやるとは思いませんでした。

株価

(出典)Yahoo!ファイナンス
株価については、前回の決算から変わらず低いまま。317円→333円となっています。

今後の見通し
今後の見通しとして、2021年3月期第3四半期決算発表によると、製造装置事業、ランプ事業ともにコロナ禍の影響を受け営業活動の制限や受注減少、納入時期の遅れなどありましたが後半にかけ、緩やかな回復基調であることがわかりました。
それだけでなく、1月には子会社のフェニックス電機から殺菌灯を用いた紫外線空気除菌洗浄機「ArkadiaAir」の販売を開始しています。
余程のことがない限り、これ以上業績は悪くなることはなさそうです。

まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
- ヘリオステクノの事業は、製造装置事業とランプ事業の2つ
- 2021年3月期第3四半期は上方修正。サプライズ決算
- 最新の株価は底辺を横ばい傾向
- 新型コロナ、米中貿易通商問題の影響はあるものの回復基調
今回、ヘリオステクノについて取り上げました。決算内容としては、上方修正というサプライズがあり、個人的には嬉しい誤算でした。月曜日から株価がどうなるのか?今から楽しみですね。

この記事が楽しいセミリタイアの参考になれば幸いです。