こんにちは、兼業投資家すーまん(@2525suman)です。
私が唯一、保有している国内個別株のヘリオステクノHD(6927)について、2021年8月6日に2022年3月期第1四半期決算発表がありました。
前回の本決算では、サイプライズ増配したものの2022年3月期予想としては、イマイチでした。
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【6927】ヘリオステクノ2021年3月期本決算発表!まさかの増配
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はたして、今回の決算発表の結果は!?決算内容について詳しく見てくことにする。
この記事は2021年8月6日時点でのデータをもとに作成しています。
ヘリオステクノ2022年3月期第1四半期決算
(出典)ヘリオステクノ 製造装置事業
ヘリオステクノの主な事業は製造装置事業とランプ事業の2事業。そのうちの製造装置事業について2021年6月時点での売上高の約69%を占めています。
今回の決算短信から、主要マーケットの売上高を確認できるようになっています。ヘリオステクノの主要マーケットは日本、中国、アジア(中国除く)であり、売上高の約40%が中国だということがわかりました。
2022年3月期 第1四半期 | 2021年3月期 第1四半期 | 2022年3月期予想 | |
売上高(百万円) | 1,610 | 1,512 | 11,406 |
営業利益(百万円) | -12 | -136 | 649 |
売上高営業利益率(%) | -0.7 | -9 | 5.7 |
経常利益(百万円) | 12 | -121 | 664 |
純利益(百万円) | 12 | -128 | 471 |
年間配当(円) | - | - | 8 |
業績についても、前年同四半期比では回復基調であるように見えますが、今期から会計基準が変更されているため単純に比較することはできません。
各事業の中身を見ると、ランプ事業では一般照明用ランプは想定通り推移。産業用ランプは主力商品である露光装置用光源ユニット用ランプの出荷数が計画を下回っています。
一方の製造装置事業では、液晶パネルの増産に伴う設備投資が前倒しになりましたが、計画されていた配向膜印刷装置の立上げが顧客の都合により延期される。海外渡航制限が引き続くなど営業活動に影響があり、想定を下回る結果となっています。
現在の株価
(出典)Yahoo!ファイナンス
株価については、前回の決算より373円→342円と下げています。しかし、私の買値には約440円ほど足りず未だ大幅な含み損となっています。
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今後の見通し
国内外の経済状況は、コロナワクチン接種が開始されたことで経済活動が正常化すると期待されていましたが、変異株による感染者が急増するなど不安定な状況です。
また、主要マーケットである中国を中心としたアジア市場においては、経済活動は回復基調にあるものの世界的な半導体不足、米中の通商問題の長期化など先行きが不透明な状況が続くと思われます。
このことから、今年の配当金約16万円分ヘリオステクノを損出しして、ポートフォリオの見直しを図りたいと考えています。現在1株あたりの含み損は約440円なので、売却するとしたら300から400株というところでしょう。
まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
- ヘリオステクノの事業は、製造装置事業とランプ事業の2つ
- 2022年3月期第1四半期の業績は、前年同四半期と比べ回復基調ですが会計基準が違うため単純に比較することができない
- 業績が完全に復活するまで、まだまだ時間がかかりそう
- 株価は前回より下がってしまっている
- 今年の配当分を損出し、ポートフォリオの見直しを図る
今回、ヘリオステクノの2022年3月期第1四半期の決算について紹介しました。進捗としては、順調に推移していますが、業績が完全に復活するには、まだまだ時間がかかりそうです。
それまでは、少しずつ保有数減らしながらポートフォリオを見直していきます。はたして、次回の決算はどうなるでしょうか?
この記事が楽しいセミリタイアの参考になれば幸いです。