こんにちは、兼業投資家すーまん(@2525suman)です。
私が唯一、保有している国内個別株のヘリオステクノHD(6927)について、2021年11月5日に2022年3月期第2四半期決算発表がありました。
前回の2022年第1四半期決算発表では、業績は順調に推移していましたが、今回の決算は、一言で表すとイマイチという発表内容でした。
期待して損したわ。
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それでは、今回の決算発表の結果について、詳しく見てくことにする。
この記事は2021年11月5日時点でのデータをもとに作成しています。
ヘリオステクノ2022年3月期第2四半期決算

ヘリオステクノの主な事業は製造装置事業とランプ事業の2事業。そのうちの製造装置事業について2021年9月末時点での売上高の約62%を占めています。
ヘリオステクノの主要マーケットは日本、中国、アジア(中国除く)であり、売上高の約32%を中国が占めており重要だということがわかります。

ヘリオステクノが復活するには、中国での売上が重要なんや。
2022年3月期 第2四半期 | 2021年3月期 第2四半期 | 2022年3月期予想 | |
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売上高(百万円) | 3,610 | 3,195 | 11,406 |
営業利益(百万円) | -74 | -169 | 649 |
売上高営業利益率(%) | -2 | -5.3 | 5.7 |
経常利益(百万円) | -36 | -135 | 664 |
純利益(百万円) | -21 | -191 | 471 |
年間配当(円) | - | - | 8 |
業績について、前年同四半期比では業績も良くなっていて回復基調となっています。
各事業の中身を見ると、ランプ事業では一般照明用ランプは想定通り推移。
産業用ランプの主力商品である露光装置用光源ユニット用ランプの出荷数は、半導体不足や材料不足の影響で想定した出荷量をこなすことができず、計画を下回りました。
産業用LEDについては、幅広い産業分野での光源としての活躍が期待されていますが、未だ実用化には至っていません。

まだ、実用化しとらんのかい!
一方の製造装置事業では、液晶パネルの増産に伴う設備投資が前倒しになった一方、前回に引き続き計画されていた配向膜印刷装置の立上げが顧客の都合により延期される。インクジェット印刷装置の導入時期も延期されています。
結果として、想定した出荷数をこなせず計画を下回り推移しました。

次こそは、業績復活したってや。
現在の株価

株価については、前回の決算より342円→328円と発表のたびに下げています。しかも、私の買値には451円ほど足りず未だ大幅な含み損を抱えています。
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たまには、景気良く上げてほしいもんじゃ。
今後の見通し
国内外の経済状況は、新型コロナウイルス感染拡大により、緊急事態宣言が度々行われ経済活動が抑制されてきました。ワクチン接種が進んだものの、変異株の流行により新規感染者が急増、引き続き経済に悪影響を与えていました。
コロナ禍の影響は、徐々に終息すると思いますが主要マーケットである中国を中心としたアジア市場においては、経済活動は回復基調にあるものの世界的な半導体不足、米中の通商問題の長期化など先行きが不透明な状況がしばらく続きそうです。
このことから、年末に配当分だけヘリオステクノを損出しして、ポートフォリオを見直しをしていきます。

年末、売却するで。
まとめ
この記事を簡単にまとめると、こんな感じになる。
この記事のまとめ
- ヘリオステクノの事業は、製造装置事業とランプ事業の2つ
- 2022年3月期第2四半期の業績は、前年同四半期と比べ回復基調。ただし計画を下回っている
- 株価は前回より下がっている
- 今後の見通しを考えて、配当分を損出しする
今回、ヘリオステクノの2022年3月期第2四半期の決算について紹介しました。進捗としては、順調に推移していた前回と違い、出荷量が計画を下回ったことにより、業績はイマイチという結果になりました。
劇的な業績回復には、コロナ禍、中国、半導体不足など問題を乗り越える必要がありそうです。それまでは、冴えない株価が続くと思います。

あと、数年は無理な気がしてきたわ。
それまでは、少しずつ保有数減らしながらポートフォリオを見直していきます。はたして、次回の決算はどうなるでしょうか?
この記事が楽しいセミリタイアの参考になれば幸いです。