すーまん

2006年6月から投資を始めた兼業投資家です。 このブログでは、2024年5月31日の退職日に向け、ただただ楽しいセミリタイア生活を目指しています。

お金のこと 資産運用

退職後のセミリタイア生活について考える3つのシナリオ

2023年6月17日

2024年3月29日に最終出勤日を迎え、3月31日には神戸市に移住し、実質セミリタイア生活に突入する予定で準備を進めています。

実際に退職するのは2024年5月31日やで。

そこで、直前になって慌てて選択肢を間違えないように、今のうちから退職後のセミリタイア生活について考える必要があります。

とくに、失業給付金、税金、いつから働き始めるのか?これらを総合的に判断して、現時点でどうするのか?3つほど選択肢を考えておきたい。

時間のかかる悩みやで。

基本条件

3つのシナリオを説明するうえで、必要な退職時の基本条件をまとめました。

項目
退職理由自己都合
退職時の年齢44歳
年収予想(2023年)約516万円
退職前6ヶ月分月収予想(賞与含まず)約185万円(残業10時間/月)
雇用保険加入年数20年以上
失業給付金の給付日数150日
基本手当日額約6,025円
離職前賃金日額約10,300円
再就職時雇用形態非正規
再就職時の時給と労働時間1,300円×8時間/日×12日/月
再就職後賃金日額約7,280円
健康保険国民健康保険
年金、健康保険免除有無満額支払い+付加年金

退職後の健康保険は、社会保険を任意継続するのがお得ですが、今の会社とは円満退社するつもりもなく関わりたくないので、就職するまでは、あえて国民健康保険に加入する予定です。

健康保険や国民年金についても、iDeCoで入金し資産運用する必要があるため、免除制度を利用せず、付加年金も追加して満額払う予定でいく。

3つのシナリオ

基本条件をもとに今考えているのは、早めに非正規で働く、職業訓練を受講する、失業給付金を満額受け取るの大きく分けて3つのシナリオ。

それでは、それぞれのシナリオについて詳しく説明していく。

早めに非正規で働く

1つ目のシナリオは2024年5月31日で退職し、7日間の待期期間終了後から約1ヶ月後に社会保険に加入できる非正規で就職する。

この方法では、失業給付金を一切受け取ることなく就職することになり、一見損をするように思える。

細かい条件はあるものの早く就職することで再就職手当と、6ヶ月以上継続して雇用されることで就業促進定着手当の給付を受けることができます。

細かい条件については、ハローワークのサイトで調べるやで。

私の基本条件であれば7日間の待機期間終了後すぐに就職する場合、ハローワークまたは職業紹介事業者の紹介で就職しないと再就職手当と就業促進定着手当は支給されません。1ヶ月以降であれば、この縛りはなくなるので問題なし。

そして、社会保険に加入できる非正規で時給1,300円を1日8時間、週3日働くことで最低限の生活費を稼ぎつつ、退職後に増える税金の負担を減らすことができます。

手当受取予想額

私の基本条件をもとに手当を計算してみました。

●再就職手当 支給残日数150日×給付率70%×基本手当日額6,025円=632,625円

●就業促進定着手当 離職前賃金日額10,300円×再就職後賃金日額7,280円×再就職後6ヶ月間の賃金支払基礎となった日数72日=217,440円

このシナリオの欠点は、手当が失業給付金を満額受け取るより少ないこと。働かない期間が短いことぐらいでしょうか。

できれば働きたくねェ!

職業訓練校へ通う

2つ目のシナリオは2024年5月31日で退職、10月頃に興味のある内容の職業訓練校に通い失業給付金の延長をする。

この方法で、一切働くことなく2024年9月から2025年3月まで失業給付金を受け取りつつ資格取得し、4月から非正規で働きます。

1回目の失業給付金は、ネットで調べた限り15日分程度で2回目以降から28日分が支給されるみたいで、最後まで失業給付金を受け取った場合、最も金額が多くなる。

失業給付金受取予想額

失業給付金1回目 基本手当日額6,025円×15日=90,375円

失業給付金2回目以降 基本手当日額6,025円×28日×6回=1,012,200円

このシナリオの欠点は、前年の年収が高いので税金負担が大きいこと。失業給付金が多くても、1つ目のシナリオより、資産は減ってしまいます。

それでも働きたくねェ!

失業給付金を満額受け取る

3つ目のシナリオは2024年5月31日で退職、最速で失業給付金を申請し150日分受け取った時点で非正規で就職する。

この方法では、失業中はなにをするのも自由で実質FIREしているような状態。ただし、資産は少ないので気を付けないと、あっという間に資産が枯渇しそうです。

失業給付金受取予想額

失業給付金 基本手当日額6,025円×150日=903,750円

それ以外の欠点として、空白期間があるので、就職に不利かつ面接時に説明するのが面倒。万が一就職できず長引くと、生活そのものが詰んでしまう。

やっぱ、働くしかない!

まとめ

今回、退職後のセミリタイア生活について、3つのシナリオを考えました。

資産が限られている以上、現時点では早めに非正規労働で就職し、再就職手当と就業促進定着手当を受け取るつもりです。

問題は1年以上、雇用されるのが確実であること。

ただし、この2つの手当の条件に当てはまらなかった場合、職業訓練校に通い失業給付金を受け取りつつ資格取得を目指します。

まあ、最悪のシナリオさえ回避できればええんやで。

どのシナリオを選択するにしろ、最低4ヶ月間は自由な時間が確保できそうなので、しっかり楽しめたらと考えてます。

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